2009年11月11日

事故ったらすぐ読む本

事故の直後から始まる、知られざる悲劇

− 特に女性は、負けないために知識武装して! −

 

事故を起こしたら、保険会社に任せればすべてうまくいくはず。
そのために高い保険料払っているんだから。
そのように、信じていました。

だからこそ、長浜氏の事故経験談を聞いて、私はショックでした。
ドライバーなら誰にでも起こりえる危険なストーリーに、少し耳を傾けてみてください。


まず私の話。
ある春の日に、ハイテンションでドライブしていました。
妻を助手席に乗せ、有名な饅頭を食べさせようと、隣の県まで向かっていました。

ac1.gif目的地まであと20分ほどというところに差し掛かったときです。
信号待ちをしていたら対向車が一台、ちょうど自分の手前で止まりました。

こちら側にウインカーを出していて、自分の前を横断してお店に入りたいようでした。ボンネットには初心者マーク。前を空けてやりたい、と一瞬思いましたが、前も後ろもギリギリでムリでした。信号が変わるまで待つことにしました。

すると、その対向車はバックしたり前進したりを繰りかえし始めました。私はじっとして待っていたのですが、その瞬間のことです。ぐいっとハンドルを右に切って思い切って曲がりきろうとしたのですが、

「ガリッ」

という爪を引っかいたようなイヤな音が聞こえてきました。
あ、やられた!と思った次の瞬間、無理やり抜けていったその車は、そのまま店に入って行ってしまったのです。
この瞬間、事態は急転。全部予定変更です。

 

 

こういう場面で、あなたならどういう反応をしますか?

事故というのは、急に訪れる修羅場です。まさに急転直下。
その場で何ができるか、というのがあなたの力量です。

 ac2.jpg


何度か事故処理の経験もある私は、相手といくつか言葉を交わして
警察と保険会社に連絡、何とか全てがまるく収まりました。
こうした経験もあって、冒頭のように「事故処理は保険会社に任せれば終わり」
と安易に考えていました。

しかし、それは大きな間違いでした。

事故の規模、相手のタイプ、車種、場所など、あらゆる面で、今までの私は、
ただ単に運が良かった(不幸中の幸い?)ということが分かったのです。

 

今度は、長浜氏の話です。
少し思い浮かべてみてください。
今日からあなたの、少し不自由な生活が始まります。

あなたは、首が横に曲げられません。
ふと横を振り向こうとすると、
「ピキッ」という激痛が走り、思わずを顔をしかめます。


首にはいつも冷たいシップを巻いて、朝から夜までツ〜ンとにおいが鼻を突きます。
道を歩くときは、なるべく首を動かさないように、目だけを使ってビクビクしながら歩きます。
何とか仕事は出来ても、行き帰りの電車や駅のホームでは恐怖です。
後ろから走ってくる人がいると、思わずぞっとして振り返りたくなります。
心臓が一瞬止まったような感覚になり、ふと額から汗がにじんで来ます。


1年ほど前に長浜氏は追突事故を受け、今もこのような状態が続いています。

彼はそれまで何度か事故を経験していましたし、車の修理など仕事でも車と
関っている立場ですので、この「もらい事故」で特別慌てることはありませんでした。
事故直後は特に痛みも感じませんでしたし、大ごとになるとは思えない状況でした。


ところが、相手はもちろん、保険会社や病院などとの関りで予想外のことが
次々と起こったのです。冒頭の首の痛みの問題だけでなく、
精神的・金銭的・時間的にも大きな痛手を負う羽目になりました。


まさか、彼はこのような状況になるとは思ってもいませんでした。

その具体的な経過をひとつづつ説明すると、それだけで一冊になりそうですので、
かいつまんで彼の状況を説明します。

今回の場合、まとめると4つの"落とし穴"がありました。

  • 保険会社 →保険会社側に不利なことは言いいません
  • お金 →払ってもらえるはずのものを、知らずに損をしました
  • 相手の対応 →電話すら一度もよこさない人もいるんです
  • 車の減価 →売ろうとしていた車を売却できなくなりました 


このままだと、本当に当てられ損、怪我のし損です。
そこで、彼は必至に調べました。
その結果、ひとつ大きなことが分かりました。

運転技術よりも、車のメカニズムの知識よりも、交通標識などの知識よりも、
一番大切な知識は

「事故」とその対応

に関する知識であるということです。
事故とその対応については、大きく2つあります。


1.事故自体の基礎知識
事故を起こした直後にどう対応するか

2.事故防止に関るテクニック
パニックブレーキの踏み方
スリップなど緊急時の操作を体験

 

この冊子で扱う知識は、主に1です。
これらは軽視されがちですが、非常に大切です。

これをおろそかにしていたら、決して次には進めません。
なぜなら、技術が向上して慣れるほど、大きな事故を起こすリスクが高まるのですから。


例えば、次のことに答えられますか?

  • ほんの少しだけ接触して、お互いの車にまったく傷がついていない場合は、警察を呼ぶべきでしょうか?
  • 信号待ちで追突されてしまいました。事故処理の後に病院に行く必要がある状況です。
    さて、あなたはどこの病院に行きますか?
  • 病院の診断を受けることになったあなた。保険会社からは、診断書と領収書を
    とっておくように言われています。実はこの他にも2つ、取っておくべきものがあります。
    保険会社は教えてくれません。それは何でしょうか?
    また、なぜ保険会社は教えてくれないのでしょうか?
  • 事故に巻き込まれてしまった車。気になる傷はほとんど無く、問題なく走れます。
    この後、車を整備に出しますか?それともそのまま乗り続けますか?

 

これらのことに、実体験を伴って答えられる方は、この冊子を必要としません。
おそらく冒頭の私の体験に、深く共感して頂けるでしょう。
しかし、もしあなたが上記にひとつでも答えられなければ、一読することをお勧めします。
なぜなら、事故を起こした場合はこうしたリアルな情報がモノを言うからです。
特に被害者になった場合、残念ながら「当てられ損」と言える状況にあります。
実際に体験した私としても、とても理不尽な思いです。

確かに上記のようなことが良く分からない、というのは無理もありません。
教習所では交通違反や事故後の応急処置などは習います。
しかし、現実に必要になる、相手とのやり取り、保険会社とのやり取り、
交渉がもつれたらどうするべきか、メンタル面はどう回復すべきかといった
ことがカバーされていません。
言うまでも無く、事故が起きたらこうした情報が即必要になります。

確かに面倒ですが、体を痛めながら仕事もできず、治療することに比べたら、
はるかに安い出費です。


何度も申しますが、必要なのは知識です。
賢いドライバーとして、知識武装して下さるように願っています。

 

このページを見ている方は、運転を覚えようと意識が車に向いているのではないでしょうか。
それはひとつのチャンスであると思います。
なぜなら、慣れてしまうとこうした基礎の知識は、必ずと言って良いほど学ぶ気が失せるものです。
車に初めて触れて間もない時期は、とにかく何から学べば良いか分からないでしょう。
しかし、重要度から学ぶ順番を決めるとすると、次のようになります。

 

・事故の知識
  ・他人の救命に関る知識
  ・自分の救命に関る知識(例えば、ハンマー、三角掲示板)
  ・物損事故に関する知識(ペットを殺してもトラブル)
・標識などの交通ルール
・運転技術
・道路などの地理
・音楽や会話などのドライブレジャー


「ハンドル操作が不安定」とか「右折と駐車がまだ不安」
などと悩んでいる方もいるかも知れません。
でもそれらは、「運転技術」の問題に過ぎません。
まして、道路に詳しくなかったり、ステレオで流す音楽に詳しくなくても、
異性に振られるくらいで大したことはありません(人によりますが・・・)。

左から(事故の知識)順に、ひとつひとつクリアしてから先に進むべきです。


一生役立ちますから、しっかり知識武装をして、交通戦争を生き延びましう。

 

 

最後にプチ情報です。
事故の後で話がもつれないないために、必ず撮っておいて頂きたい写真が2種類あります。
デジカメを持っていなくても、カメラ付携帯電話を持っている方は多いでしょう。
運転時には携帯電話を車内に持ち込んでおくことをお勧めします。
※運転中の携帯電話の利用は法律で禁止されています

posted by shift-up at 08:10| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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